「“ありがとう”じゃ足りない」どころの騒ぎじゃない
わたしの趣味は、バラードの自己流解釈を自分自身に重ねることです。
こういうオタクを、人は「重い」と言い煙たがるでしょう。
以下は、「重い」、いや「重~~~い」オタクが『何万回だって「君が好き」』と『「ありがとう」じゃ足りない』を自身の人生に勝手に重ねて涙し、勝手にジャニーズWESTに大感謝する話です。「重い」オタクが大好物の物好きなアナタや、「重い」オタクの思考回路がちょっとでも気になったアナタ、良かったら覗いていってください。
さて、今日はジャニーズWESTのシングル『僕ら今日も生きている/考えるな、燃えろ!!』のフラゲ日。いつものようにお世話になっているタワレコでCDを受け取って、コーヒーを飲んで一息ついてからほやほやのCDを聴きながら帰る。パッシュワリワリウ〜〜♪ここまではいつも通りだった。
今日は泣きながら帰りました。原因は『何万回だって「君が好き」』。
もともと収録曲はメールやラジオで把握していたし、この曲に至っては11月に入ってからはまかみちゃんのラジオで“雪に願いをの候補曲だった~”とか“キープしとくように言っていた曲”とか、楽しみな情報をたくさん聞いて、ほくほくしたラブソングなんだな~!冬っぽい曲だといいな!冬生まれ担としては大歓迎さ~!と丸腰でこの曲を耳にした私は、5分かけてこの曲にぶん殴られることになった。やばい。名曲すぎる。
まるでマッキーの冬ソングのようなイントロに始まるミディアムバラード、『シルエット』さえ彷彿とさせるような曲のはじまり。重岡くんの声が聞こえたときに気付いた。「あ、これ泣くやつだ」と。
(自分の人生に重ねると冒頭で言いましたが、私はつい最近人生における大きな壁というものにぶつかってモタモタしていました)
“ダメになりそうな、現実から逃げたいこんな夜”まさにこんな感じ。
私はめちゃめちゃつらくて気持ちがずーんとしずんでいた時、じんすばやバンザイ夢マンサイをひたすら聴いて自分を元気づけていた。そう、ジャニーズWESTは“何も言わずただそばにいてくれた”。
だから“何百回だって伝えるよ”ありがとう本当にありがとう、私は彼らにありがとうって言いたい。ものすごく伝えたい。“現在も昨日も 君とだから痛くたって顔を上げた”好きになった日から、応援し始めた日から、痛くて辛くて悲しくたって顔を上げれば、少年倶楽部や音楽番組、テレビやラジオでキラキラしている彼らを感じることができた。
そしてここで先日観たなうぇすとのメイキングも頭をよぎる。
ギターに初挑戦した望くん、トランペットを猛練習している神ちゃんをはじめ、あのキラキラした舞台から簡単には想像できないメンバーの努力。楽しそうな表情の裏にある努力をほんの少し覗いたときに、今までも数えきれない努力をしてきたのに、まだまだ頑張って舞台に立つ彼ら、それを舞台上では微塵も感じさせない(失礼は重々承知だが、少なくとも私は感じなかった)彼らが誇らしいと思った。ああ~この人たちがこんなに頑張っているんだから、あと少し頑張ってみようかな。って、痛い痛いと立ち止まっていた自分を奮い立たせることができた。彼らがいなかったら私は何に支えられているんだろう。
そのうえ長女という性質のせいか、周りにあまり「つらい」と言えない私に刺さったのは、“いつだって強がりだから 少しずつ僕に甘えなよ 全部を見せてほしい その心に隠した小さな傷だって 信じてよ”というフレーズ。泣くって。
「信じてよ」ってなんて儚くて、それでもなんて頼りになる言葉なんだろう。“苦しい過去も抱きしめるよ”と、弱い自分を肯定してくれるフレーズが、私にはめちゃめちゃいい薬なんだと思う。こんなに安心を与えてくれる曲がほかにあるだろうか。
2番のサビが終わる頃には涙で視界がおかしくなっていた。信号がぼやっとしか見えない。危険だから車で聴くのはしばらくやめよう。
私が1番好きなフレーズは曲の最後のほうにある。
“夢も希望も 君とだったら 信じていけるんだって思えるんだ”
これがもし「信じる」じゃなくて「叶う」だったら、ここまで感動しなかったと思う。
今の私に「必ず報われる」系の言葉は響かないから(ひねくれ者)。
そんな私にジャニーズWESTは君とだったら夢も希望も「信じられる」と歌ってくれた。厳しい現実を知ったときにも、ほんの少しだけ残った夢や希望をどうするか。私はひねくれた考えだからかもしれないが、とても叶える元気なんか残ってない。何百回も泣いて、すっからかんになった私に「ここに夢と希望あるやん!一緒に信じてみようや!」と寄り添って、ばんそうこうを貼ってくれた。
書きながら涙が止まらない。
これは、はまこたではなく7人で歌うことが正解だろう。ライブでは涙腺クラッシャーと化したジャニーズWESTにこの曲で襲撃されるんだろうな~押忍!
さんざん重たい解釈を書き連ねてきたけど、誰に気持ち悪がられても私はジャニーズWESTにこんなふうに支えてもらっている。ただでさえ支えてもらっているのに、それでもまた“力にいつもなりたい”と歌い努力を重ねて姿を見せてくれる。
「ありがとう」じゃ足りない、この気持ち伝えたい。だから私はこれからもくじけそうになったら、この曲を思い出すだろう。そして前に進んでいくんだと思う。
『何万回だって「君が好き」』と『「ありがとう」じゃ足りない』は、彼らが(ファンとしての)私に宛てる曲であり、私が彼らに宛てる曲だといいなと思う。
この気持ちを伝えたいから、私もあなたたちに届く日まで歌い続けるよ。